冬単 機材トラブルが無かった話(エーステ 1/22 マチネ)

本日、マチネ公演を観劇しました。

そこでの機材トラブルを称した休憩時間の延長について、まとめました。

当時の自分のツイとメモと記憶を頼りに記載していますので、話半分でお読みください。

(本編に関するネタバレあります。)

 

 

 

発端は幕間の休憩時間でした。

20分間の休憩。

一幕の終演時間を見ていなかったので、何分頃二幕再開なのか分からず、ただ座席で待っていました。

休憩終了前のいつもの支配人のアナウンスがあり、あらかたの観客が座席につき、誰もがそろそろかなという時に、アナウンスが入りました。

(14:07頃?)

いつもの支配人のアナウンスでは無い声。

しかも、録音じゃない、生の声。

春単の中止公演を経験した私に嫌な予感が走りました。

内容は、

機材トラブルが発生した

そのため、二幕の開始を10分遅らせることになった

ということ。

一瞬客席がザワつきました。

おそらく多くの人の頭に「中止」の文字がよぎったと思います。

10分遅れでも再開の見込みがあるならと思い、若干の不安を抱えつつ待ちました。

 

かなり緊張感というか、二幕が無事始まるのか分からず不安な中、BGMで筋肉ラプソディーが流れ始めて若干ザワつく客席。

なんか気が抜けましたね笑

ありがとう、筋肉ラプソディー、また生で聴きたいよ

 

そして、約束の10分を過ぎても音沙汰が無く、不安が頂点に達した14:20頃、再びアナウンスが。

「間もなく開演する、お待たせしてしまい申し訳ありませんでした」

私も周りも無事に二幕が開演されることに安堵し、どこからともなく拍手が起きました。

 

そして、二幕が終わり、カーテンコール曲があり、影アナ(今回は咲也でした)が終わり、支配人からの退場時の注意事項の説明があった後、再びアナウンスが入りました。

 

・先程の休憩時間の延長は機材トラブルによるものではなく、一幕最後で怪我をした輝馬さんの応急処置のため

・観客に不安を与えないため、「機材トラブル」という理由を付けた。

・公演終了後、医療機関を受診し、ソワレを無事開演出来るように調整を行う。

・その都合上、二幕は一部演出を変更した

 

こちらのアナウンスは、ネルケのカワイさんからでした。

 

怪我の中公演をやり切った輝馬さん、そして輝馬さんを支えたキャストさん、スタッフさんに拍手が響きました。

 

 

ここから下は私個人の感想なので、それを前提に読んで下さい。

最初、機材トラブルと言われた時、私は納得していました。

というのも、二幕が劇中劇で始まる今回の公演、シャンデリアが落下する大掛かりな演出があり、その辺りの不具合かなと思っていたからです。

今までのエーステにないような演出だし、大きな機材の落下で不具合あって、事故なんていったら、公演どころじゃないよなと思っていました。

 

一方で、最後に輝馬さんが怪我したとアナウンスがあった時も心当たりがありました。

一幕最後で怪我と聞いて、そのシーンしか浮かびませんでした。

ガイさんの回想シーン、母親に無理やりザフラへ連れていかれて義理の父に突き出されるシーンです。

DMMでディレイ配信を購入した方は1:07:40頃です。

突き出されるといっても、配信で見返すと、自分から勢いよくよろけながら階段を上がり壇上に滑り込むような演出に見えます。

この公演では、よろけて階段を上がった際に、段差にむこうずねを打ってしまったように見えました。

初日の時点で、「いや、すごい勢いだわ、これ突き飛ばしてんのか、自分から突き飛ばされにいってるのか、どうなってる?早くて分からんな」と思いかなり強く印象に残っていました。

今日の公演ではしっかり脚をぶつけてしまってるように見えていて。

(初日は段を上ってからよろけて手をついているが、今回は階段辺りでよろけて手をついてしまっていました。本来東・誉の足元で四つん這いになるはずが、段差で四つん這いになっていた気がします)

流石に観劇中大丈夫なのか…?と不安になりました。

その後何事も無かったように続き、1幕が終演したので、この場面のことは頭から離れました。

 

二幕、ガイさんが脚を庇うように芝居していたり、他のキャストが支えていたりしていた、というのを目にしましたが、私はそのような変化に全然気づいておらず。

(そもそもガイさんが怪我してると思っていないので…)

そういえば私は3階席だったのですが、客降りガイさん来ませんでした。

それくらいです。

 

私はマチネを観て帰る予定だったのですが、ソワレ上演出来るのか不安はありました。

終演後のアナウンス的に、ソワレ中止になりそうな感じはありませんでしたが、何があるか分からないので…

 

結局、演出を変更して無事上演とのことで、今もソワレ公演やってると思うので、こちらも一安心です

 

輝馬さんも"The Show must go on."の精神で二幕繋いでくれたのかもしれない。

輝馬さんは舞台経験豊富な役者さんで、自分のキャパみたいなものを理解されていると思いますし、ソワレも出演できたということは、無理をした訳では無いと思います。

でも、前回の中止公演でも思ったこと、これを美談にしちゃいけないと思っていて。

 

春単の中止も怪我が原因でしたし、発表無くても恐らく怪我で演出変わってるってことはあったように思います。

最初の秋単とか

 

観客側から危なそうに見える、ヒヤヒヤさせる演出って結構ありますよね。

でも、それが実際に危ないのかどうかは私たちには分からなくて。

線引きが難しいなと思います。

別作品でも怪我が相次いだ作品もありましたしね。

作り手の「観せたいもの」

作り手の「(初日から千秋楽までクオリティを保って)観せられるもの」

観客が「観たいもの」

全部違って、それぞれに意図も思いもあって、全部理解はできる。できるけど。

 

役者さんに寄り添った舞台作りを何卒…

迫力のある舞台はもちろん好きですが、これ以上役者さんが謝ったり、怪我をしたりする姿を観たく無い。

本当にお願いします。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これを書いたあと、無事にソワレ公演が終わったようで。

良かった。

荒牧さんを筆頭に、キャストの皆さんがケガとか上演、演出変更に関して謝罪じゃなく、前向きなコメントをしているのが、うれしい。

皆さんの言葉が染みる…これでこそカンパニーって思った。

マチネもソワレも、本当に幕が上がって、幕が下りてよかった。

休演日心置きなく休んでもらって。

元気に舞台の上に立つ姿が見られますように。